石貫穴観音・ナギノ横穴墓群。装飾は地中深くとは限らないのだ
死者が装飾品を身につけるように、墓も装飾をまといます。色鮮やかに壁面が彩られたり、石棺の屋根や石室に絵や文様が刻まれたり。 それは閉ざされた闇の中で主の眠りとともにある、というイメージがありますが、そうでないものもありま…
歴史文化の旅 -かたらんね- 日本・韓国・台湾・中国の遺跡と博物館ツーリズム
死者が装飾品を身につけるように、墓も装飾をまといます。色鮮やかに壁面が彩られたり、石棺の屋根や石室に絵や文様が刻まれたり。 それは閉ざされた闇の中で主の眠りとともにある、というイメージがありますが、そうでないものもありま…
日本に「古墳」はどれぐらいあるのでしょう? およそ20万基とのこと。 うち装飾古墳は660基です。 つまり、全体の0.3%、 1,000に3つの希少なものです。 九州には日本の装飾古墳の6割があり、 熊本県の菊池川流域と…
装飾古墳ファンには絶対はずせない古墳です。飛鳥で高松塚やキトラを観たならば、ここ竹原も観なくては! 竹原古墳の装飾は、ひと目で海の向こうの文化とわかる独特の世界です。北朝鮮の世界遺産・高句麗壁画を彷彿とさせるものです。 …
石室の中、墓の主が眠るその部屋のなんとゴージャスなこと! 何色も使い、様々な文様を、神秘的で美しくてポップに、空間全てを埋め尽くして描いています。誰もが、中に入るとウヮーっと声を絞り出し口を開けて天井を仰ぎ見ます。それほ…
北海道の地震により亡くなられた方々、 ご家族様へお悔やみを申し上げます。 被災された方々へお見舞いを申し上げますとともに、 一刻も早い復旧をお祈りしております。 今週、私どものツアーで、 モヨロ貝塚から垣ノ島遺跡まで 北…
天の真名井(あめのまない)。 宗像三女神の次女・湍津姫神(たぎつひめ)を祀る大島の中津宮にあります。 境内のはずれ、鬱蒼とした坂を下ったところに湧き出ている聖水。この天の真名井の御神水で醸した日本酒があります。その名も「…
海女も、海の民です。 命がけの素潜りで干しアワビなどの交易品を支えた海女たちも、荒れる玄界灘を大陸へと渡った海人たちも、同じ海の民でした。 鐘崎は海女発祥の地です。 2017年に世界文化遺産に登録された、「神宿る島」宗像…
254基の積石塚もすごいけれど、 膨大な石ころ群にしか見えない海岸を、調査復元するのがすごすぎる! 相島(あいのしま)。 最近、猫の島で有名になり、渡船がいつもいっぱいだそうです。 私たちが渡った日も、韓国の若い人たちが…
仕事場は福岡市の「ももち浜」。 空も海も近く、 玄界灘で繋がる大陸を 毎日感じていられる場所です。 目の前の能古島に沈む夕陽は感動的な絵。 縄文人も渡来人も、 この赤を眺めてた!
海の青さと広さ。 ここが福岡市内、しかも福岡空港から車で30分の近さと聞くと、驚く方も多いです。 でもこれが福岡のそもそもの姿。 昔からずっと、海と生きた、海の民なのだと思っています。 万葉集でも海人や藻塩のことが詠われ…
送り火。 お盆も終わり。 空はもう秋の気配。 来年4月からの企画を創り始める季節。 皆さまの、 「面白かった~」の声とはつらつとした笑顔を栄養に、生きています! 福岡タワーと秋の空(福岡市総合…
2018年08月13日(月) 「夏と言えば?」。 先日、ふいに投げられたお題に、 「知覧の石垣のしめった匂い」と自然に湧いてきた。 早朝のひんやりと湿った空気。 お盆の線香の匂い。 いなかには帰れないけれど、 あちらから…