巨石をくり抜いた石室「鬼の釜古墳」
古墳時代後期の巨石墳、「鬼の釜古墳」。 円墳の墳丘はほとんどなくなり、 石室入口だけがのどかな平野にぽっかりと。 羨門は厚さ80㎝の巨石をくり抜き、 表面にはまるで文様のように、はつった跡。 玄室奥には石棚が。 高度な石…
歴史文化の旅 -かたらんね- 日本・韓国・台湾・中国の遺跡と博物館ツーリズム
古墳時代後期の巨石墳、「鬼の釜古墳」。 円墳の墳丘はほとんどなくなり、 石室入口だけがのどかな平野にぽっかりと。 羨門は厚さ80㎝の巨石をくり抜き、 表面にはまるで文様のように、はつった跡。 玄室奥には石棚が。 高度な石…
環状列石や土偶など、 秋田の奥地の縄文文化を堪能しました。 青森の三内丸山遺跡へ抜ける途中、 どうしても拝見したかった弘前の「翠明荘」は、 日本の近代建築史に名をのこす明治時代の建築物。 こんな素晴らしい建築で食事を頂け…
諏訪大社の下社があるのは諏訪湖の北、 中山道下諏訪宿の街並みの中です。 甲州街道の終点でもあります。 近くの小さな構えの店で昼食をいただきました。 卵の苞(つと)は現役。 今もこうして運ばれてくるそうです。 昔、身近だっ…
若狭湾から近江や京都へ至るいくつもの街道のまさにハブ。 琵琶湖西岸から小浜方面へ折れた山中の熊川宿にて、 小浜名物・焼き鯖としめ鯖と葛の御馳走。 若狭の首長に膳臣(かしわでのおみ)の名があるのは、 若狭の御食が街道を通り…
今日も窯元さんでは一心に土をこね釉薬をかけ 窯に火を入れる日々が続いていることでしょう。 でもGWのイベントは中止です。 初期登り窯の遺跡が残る窯元さん、 他所から移り住んだ新進気鋭の窯元さん、 そう広くないエリアに70…
新酒を嗜むうれしい季節。 この時期だけのお酒は、 即、完売です。 ぼやっとしてたら今年も逃してしまいました。 残念だけれど、ちょっとうれしくもあり。 あの酒蔵のあのお酒を、 そろそろかな、 そろそろだな、と、 同じ時にそ…
旦過市場のこの姿がついに、なくなる。 北九州の台所。 日本で唯一となった水上マーケット。 長きにわたる建替え議論もいよいよここまで。 管理運営の優先交渉権者も決まり、 2020年度中には国の事業認可を得る予定。 大正時代…
素敵なキャンパスに誘われて、そうだ久しぶりに博物館に入ろうと思い立ちました。 美しい赤レンガ館。歩くといつも、ペギー葉山さんのあの歌が頭で響き始めます。 一歩入ると、磨きこまれた木の柔らかな雰囲気と、刻まれた時間と、ここ…
連休に本を読んで籠っている幸せ。 このGW、強烈に刺さった一節です。 「入鹿、生けりせば」 水谷千秋氏『謎の豪族 蘇我氏』の小見出しです。 蘇我入鹿といえば、あの絵。 『漫画・日本の歴史』の、その瞬間の絵。 ヒーロー中大…
波の音があまりに良くて、 思わず浜に座りこむ。 博多湾。 新羅使も渤海使も行き来した海。 空海も最澄も大陸へと漕ぎ出た海。 日宋貿易で中国商人が闊歩した海。 元寇が押し寄せた海。 先の終戦後は大勢が引き揚げてきた海。 目…
新しい時代となりました。 私たちがいつも本で読み、 講座で学ぶことが、 目の前で繰り広げられています。 今もこの場所も私たちも、 1000年、2000年の後には、 同じように過去の歴史となっていきます。 いつも触れている…
ツアーでいつも、志賀島から博多湾一帯と福岡平野の最奥の防衛線「水城」を遠望いただきますが、今日は反対側から。 百道浜の福岡タワーからの眺めです。 志賀島を拠点にした阿曇族が荒波を越えていく風景、 遣唐使船が出て行った風景…